外資系IT企業にも様々なポジションがありますが、職種によっては、採用枠自体が少なく、競争相手も多い職種もあれば、比較的通年で募集があり、採用されやすい職種もあります。
特に、今まで日本企業のソフトハウスの客先常駐や派遣でお仕事されている方は、直受けの上流なら人間らしい生活ができますが、下請け、孫請けと言った「IT土方」の下流では、一般的にかなり安価な給与です。
未経験から経験を得るために、その様に働いていらっしゃる方もいると思いますし、未経験から雇って貰って、研修含め、修行も兼ねた経験を積ませてくれる会社には感謝もあろうかと思います。
ただ、数年を掛けて懸命に経験とスキルを積んできた方は、そのままの環境を受け入れられるなら、それが一番ですが、先の人生に希望を見出せないのなら「転職」をオススメします。
とは言っても外資系IT企業に挑戦するには、まだまだ「不安」という方も多いと思います。僕も、20年以上前に最初に外資系IT企業へ転職した時には、同じ気持ちでした。
今は転職サイトや転職エージェントも充実していますので、それら人材紹介会社の力を借りるのも良いと思いますが、狙い目としては、以下が良いと思います。
- 営業 (内勤・外勤が分かれている場合には、内勤から)
- プリセールスエンジニア (技術的な営業の販売支援)
- コンサルタント (プロジェクトマネージャ含む)
- サポートエンジニア
これらの職種は、どの会社も社内で相応の規模の組織を持っており「会社の成長と人材の数」がある程度、相関する職種です。また、どれも顧客接点を持つ職種ですが、それが故、他国では対応ができず、日本での採用が必要となる職種です。
特に経験が希薄な人は、内勤営業かサポートエンジニアは難易度低めです。また、少々年齢が高めな方は、コンサルタント(技術側・プロマネ)が狙い目です。
逆に、以下は採用も少なく日本は数名程の場合も多く、相応の経験を求められます。
- 人事
- 経理
- マーケティング(広報含む)
- ビジネスオペレーション
これらのポジションを希望される方は、まずは上記の採用枠も多く比較的、職を得られやすいポジションから入って社内異動などでのチャンスを伺う事をお勧めします。