はじまる転職・外資系ITのキャリア (はじてん)

外資系IT企業への転職を機に四半世紀を過ごし、海外勤務も含めてキャリアのチャンスにも恵まれた後に、現在はFIRE生活を送っています。

サバイバル術

「海外勤務」の日常。

僕は、とある外資系企業のアジアとヨーロッパのオフィスで通算5年ほど海外で働いていたのですが、その日常は「毎日が非日常」ですから、とても楽しいものでした。外資系企業の日本支社で働き始めてから「いつか海外で働けるかも」と言う微かな希望もありまし…

All Hands Meeting / 全体ミーティング。

日本企業でも近しい会があるのだと思いますが、外資系企業では、主に四半期に1度程度の頻度で「All Hands Meeting」と呼ばれる全体会議が開催されます。 上場企業はもちろん、非上場でも外資系企業では四半期毎に財務状況が締められて、IR情報として社内外へ…

「パワハラ」に遭う。

それは僕が会社員を卒業してFIRE生活へ突入する3年程前の事です。長く付き合いのある元上司からのお誘いで転職したばかりの会社の直属の上司でした。某有名外資系IT企業で長らく勤めていたその人は「パワハラ気質」で有名ではあった様です。 一見、物腰は柔…

会社からの「自己研鑽」費用。

どの会社でもと言う訳ではありませんが、特に大手の外資系IT企業の場合には、四半期毎の予算の中で定期的に「自己研鑽費用」を社員の為に用意してくれる会社も多くあります。 英語の学習費用であったり、キャリア形成や仕事の生産性向上に必要な書籍代の支給…

上司が働く外資系IT。

残念ながら「全て」の会社がそうではありませんが、僕も勤務した特に欧米を本社に置くいくつかの会社の社風は「昇進すればする程働くので忙しいが手厚い高待遇」と言う素敵な文化を持った会社もあります。 日本企業でもその様な会社はあるのかも知れませんが…

管理職は辛いよ。「 屁理屈と平等ちゃん」

上司への愚痴は会社員のあるあるですが、管理職の中でも様々と部下のお話は出るものです。上司も選べませんが、部下もそうそう選べないのが会社員です。組織から与えられた戦力で競争を勝ち抜く成果を上げるのが管理職の役割です。 そうは言っても、世の中に…

「ジェンダー平等」な環境。

僕がIT業界で働き始めた頃は女性もいるにはいたのですが、理系の職種でしたし「IT土方」の領域ではシステムのリリース前は連日の徹夜になったり、緊急時には夜を徹しての復旧作業が当たり前でした。 そのため、体力的な面からもまだまだ少数だったのですが、…

組織が「頻繁」に変わります。

外資系企業で働いていて顕著に感じていたのは「組織変更」の速さと頻繁さでした。とにかく「1年間組織が何も変わらずに進む」という事はまずありません。日本企業の組織替えがどの程度で発生するのかは僕自身理解できていませんが、イメージとしては2~3年の…

外資系IT「キラキラ」オフィス。

昨今は外資系IT企業だけではなく職場環境の改善・福利厚生の一環としてオフィス環境に投資する企業も少なくないですが、特に外資系ITの大企業ではメディアでも取り上げられるような「キラキラ」オフィスを構える会社も少なくありません。 僕が勤めていた会社…

年末年始やGW、お盆が忙しいIT業界。

IT企業では、消費者向けのサービスを提供している業種は別として、主にBtoBでビジネス展開している会社は、意外かも知れませんが、年末年始やGW、お盆時期などが、実は忙しいのです。 それは、企業が普段ビジネス活動を行っている時には、当然、これらITシス…

「出戻り」もアリな外資系企業。

日本でも人材不足や、終身雇用の崩壊によって人材の流動性が高まってきたので、昨今では「アルムナイ採用」などと呼ばれ「出戻り」も許容されて来ている様です。外資系企業でも、全てが全てのケースではありませんが、元来より「出戻り」は許容されている風…

管理職は辛いよ。「 何でもパワハラくん」

上司への愚痴は会社員のあるあるですが、管理職の中でも様々と部下のお話は出るものです。上司も選べませんが、部下もそうそう選べないのが会社員です。組織から与えられた戦力で競争を勝ち抜く成果を上げるのが管理職の役割です。 そうは言っても、世の中に…

常に研鑽が必要なIT業界。

IT業界だけではありませんが、常に技術革新が必要な業界ですので、常に市場の動向も把握しつつ、必要なスキルを身につけていく必要があります。 外資系IT企業は、のんびり人を育てる事はしない、というかその余裕がない、というか、競合他者との鮮烈な競争に…

インドのIT人材がすごい。

先頃、インドの人口が中国を抜いて最多となったニュースも記憶に新しいですが、外資系のIT企業で働いていると「インドの成長の凄まじさ」はひしひしと感じる事が多いです。 様々な民族の言語があり、過去イギリスの植民地であった歴史的背景からも、共通言語…

キャリアに悩んだら「演じて」みる。

会社員時代の僕は、そもそもの出世欲も希薄で、ただ外資系IT企業で働くのは肌に合っていると感じていたので「歳をとっても長く働き続けたい」とは思っていました。 外資系IT企業で比較的年齢が上がってもそれなりにやっていける職種は、カスタマーサクセスマ…

管理職は辛いよ。「 承認欲求ちゃん」

上司への愚痴は会社員のあるあるですが、管理職の中でも様々と部下のお話は出るものです。上司も選べませんが、部下もそうそう選べないのが会社員です。組織から与えられた戦力で競争を勝ち抜く成果を上げるのが管理職の役割です。 そうは言っても、世の中に…

飛行機乗り過ごし「冷や汗」の海外出張。

僕は、海外出張の際に一度だけ飛行機を乗り過ごしてしまった事がありました。それは、人生で最長のフライト時間だった海外出張で、出張先のアメリカ内での国内線への乗り換えも含めると順調に進んでも24時間程度を要する長旅だったのです。 その頃、僕は東南…

外資系IT企業で「良かった事」「辛かった事」

僕は既に四半世紀程の外資系IT企業での会社員を卒業したので、ある意味、客観的に自分が歩んできた会社員としてのキャリアを俯瞰できる様にも思いますので、外資系IT企業勤務の中で「良かった事」「辛かった事」を挙げてみようかな、と思います。 外資系IT企…

「転職」か「残留」かの基準。

転職は、人生の方向性を大きく変えてしまうこともあるので、慎重にならざるを得ませんが、それが故、なかなか動けない人も多いのではないかと思います。 僕は、会社員時代に複数回、転職回数としては多めだったと思いますが、どれも良い転職に繋がった事が多…

外資系の仕事は「外見」も大事。

外資系だけではありませんが「仕事は見た目も大事」だと特に管理職になってからは、より意識するようになったと思います。若かれし頃は、誰しもモテたいでしょうし、自身の外見にも興味があるので、自然と外見も磨く努力をそれなりにしていたと思うのですが…

「海外出張」楽しい。

僕は、初めて外資系企業に入社して半年も経たずに「アメリカへ海外出張」に出されました。それも3ヶ月ほどの長期でした。 留学経験もありましたので、アメリカという国での生活にはそれほど不安もなかったのですが、先輩社員との2名体制でしたし仕事上どうし…

外資系ならやっぱり「TOEIC」はあると良い。

昨今は日本企業内でも、社内の公用言語として、英語力は重視され始めている様にも感じますが、外資系企業で働くなら、英語力はあるに越したことはありません。 語学力ははっきりとその真の実力が目に見えませんので、やはり「TOEIC」などで数値化しておくと…

外資系IT企業でもAI活用。

昨今のIT業界の技術トレンドの1つは、間違いなく生成AIだと思います。僕がIT企業に勤務していた頃にも既に、ChatGPTをベースとした生成AIの技術を社内でも活用すべく、社内利用向けのツールがグローバル全社で公開されたりしていました。 まだ、社内外のメー…

「ティール組織」でいなくなる管理職。

僕がFIRE生活へ入る以前、管理職として会社員をしていた特に最後の数年は、自分のチームには、このティール組織について度々話していました。 外資だけではありませんが、IT業界もここまで世の中に浸透し、IT企業自身もこれまでのビジネスの中で成長と成熟を…

外資系IT企業のボーナスと残業。

日本企業の多くは、夏と冬の年2回のボーナス支給があり、その頃になるとニュースでも様々報道される度に、会社員時代の約30年ほど外資系企業にいた僕には、あまり関係のない出来事だったので、少々羨ましく思う自分がいます。 外資系IT企業にも「ボーナス」…

成果の「アピール」大事です。

僕はIT企業の中で、どちらかというと技術寄りの職種についていたことや、管理職時代もエンジニアを統括する組織だったので、余計に感じる部分もあるのだと思うのですが、エンジニア気質の人々って 「仕事の成果や能力のアピールが苦手」 な人が多いな、と思…

外資系企業で貰える株。

日本に進出している外資系IT企業は、ほぼ本国では上場している事も多いので「ESPP (Employee Stock Purchase Plan)」と呼ばれる従業員持ち株制度があります。これは従業員であれば、四半期毎に自社株を市場価格の15%程度の割引で購入ができる制度で、給与の…

「従業員満足度調査」にドキドキの管理職。

昨今は、制度としても定着しているように思いますが、多くの外資系IT企業では、呼び名は各社様々ですが、年に数回「従業員満足度調査」を実施しています。 これは、離職率の低減により人材の定着化や職場環境の改善、引いては従業員満足が顧客満足に繋がると…

外資系IT企業では「トリリンガル」もさほど珍しくない。

先日「XG」というガールズグループがメディアで紹介されていたのですが、メンバー全員が「日本語」「韓国語」「英語」の3か国語話者のトリリンガルだそうです。すごいですね。昨今は、エンターテイメントの世界でもグローバル化が進んでいる様に思います。 …

外資系IT企業も変わる。

僕が外資系のIT企業で働き始めた四半世紀前は、まだ「IT」という言葉も普及しておらず「情報処理システム」という企業のデジタルデータを賄うハードウェアやソフトウェアを扱う仕事でした。 日常生活で、これらの技術が使われているのは、企業活動の極々、限…