はじまる転職・外資系ITのキャリア (はじてん)

外資系IT企業への転職を機に四半世紀を過ごし、海外勤務も含めてキャリアのチャンスにも恵まれた後に、現在はFIRE生活を送っています。

会社からの「自己研鑽」費用。

どの会社でもと言う訳ではありませんが、特に大手の外資系IT企業の場合には、四半期毎の予算の中で定期的に「自己研鑽費用」を社員の為に用意してくれる会社も多くあります。

英語の学習費用であったり、キャリア形成や仕事の生産性向上に必要な書籍代の支給などだったりします。いずれにしても、会社のお金で自身の能力を高める為の費用を負担して貰えるのはありがたい話です。

日本企業ではどの程度の支援があるのか、僕自身の実体験は語れませんが、状況によっては、自腹でそれらの自己学習費用を支払っている人も珍しくは無いと思います。

僕も存分に活用させて頂きましたし、僕が管理職であった頃、経費精算の際に領収書の明細の確認が必要だったので部下が購入した書籍のタイトルはどうしても目に入ってしまったのですが、人それぞれ仕事の中で課題に感じている事は異なるものだと興味深く思った記憶があります。

一見メンタルが強そうに見えても実は努力の結果なのだと、その書籍の内容から感じたり、この先の目指すキャリアの方向性が見えた人もいたりして、管理職としても貴重な情報であったのは間違いありません。もちろん他言無用です。

常に進歩し続ける業界だけに、この辺りの自己学習については手厚く支援している会社が多い様に思います。技術的な書籍は高額ですし、技術的な内容に関わらずコミュニケーションやマネージメント、ロジカルシンキングと言ったソフトスキル面の学習にも問題なく使える費用でした。

僕自身、これら自己啓発本の類は、特に管理職になってからはうんざりする程、読んだと言うか読まされたと言うか、大変、勉強になりましたし、様々なものの見方、考え方を身につける事は、特にこれらの多様性の時代には重要です。

自分の生まれ育った時代や常識だけで物事を判断するとテレビで良く報じられるどこぞの市長や政治家の様な、時代錯誤の痛い振る舞いになりかねません。