IT業界だけではありませんが、常に技術革新が必要な業界ですので、常に市場の動向も把握しつつ、必要なスキルを身につけていく必要があります。
外資系IT企業は、のんびり人を育てる事はしない、というかその余裕がない、というか、競合他者との鮮烈な競争に晒されているので、効率的に即戦力を賄う方法を模索します。
その点では、常に自身で情報を仕入れて必要なスキルを身につけていく必要がある仕事です。一度、身につけた知識で一生食べていける業界ではありませんので、そこは覚悟が必要ですし、また、長い間、好奇心を持って取り組める仕事でもあります。
昨今では、ウェブサービスとしてこれら教育コンテンツを扱っている会社も増えていますし、実際、外資系IT企業でも人材育成の支援として「Udemy」や「LinkedIn」「Globis」を導入している企業も多くあります。
エンジニアは兎角、技術面のアップデートに躍起になりがちですが、ローコードのツールが充実し、下層部分の実装はパッケージ化されている中、これからのITエンジニアがサービスを提供するのは、情報システム部門からビジネス部門に移管されていきます。
それには、ビジネス面のコミュニケーションやロジカルシンキングと言ったソフトスキルも求められますので、幅広く学習する事をお勧めします。
僕は個人的には、いわゆる「昭和の頑固一徹エンジニア」らしき少々面倒な人たちと仕事をするのが大好きだったのですが、ITがこれだけ世の中に普及すると、技術力だけではなかなか認めてもらい難い時代になりました。
これらも時代に合わせて変容できる人材が成功を掴むのだと思います。
今後は、生成AIの技術が様々な場面で台頭してくると思いますし、それによって代替される業務も増えてくると思います。その中で「人がやらなければならない仕事」「人が関わる事の付加価値」は何か?を考えていかなければ、IT業界の仕事もどんどんAIに取って代わられてしまいます。
僕は会社員時代「決められた事を決められた通りやる = 仕事」と主張される人にたくさん会って来ましたが、そうのような方々はこの先、早々に職を失ってしまうのでしょうが、残念ながら、その様な人達ってそもそも危機感が無いので、その様な状況に追い込まれたら「会社がなんとかしろ」と声を荒げるか「失ってから気づく」のどちらかなんだろうなぁ、と想像しながら行先を案じていたものです。
日進月歩の業界ですので、常に市場の動向には気を配りながら、それぞれのキャリアの戦略を持って頂くのが大切だと思います。