はじまる転職・外資系ITのキャリア (はじてん)

外資系IT企業への転職を機に四半世紀を過ごし、海外勤務も含めてキャリアのチャンスにも恵まれた後に、現在はFIRE生活を送っています。

上司が働く外資系IT。

残念ながら「全て」の会社がそうではありませんが、僕も勤務した特に欧米を本社に置くいくつかの会社の社風は「昇進すればする程働くので忙しいが手厚い高待遇」と言う素敵な文化を持った会社もあります。

日本企業でもその様な会社はあるのかも知れませんが、僕自身、ほとんど日本企業で働いた事がないので、実体験を述べられませんが、イメージは「管理職になったら部下にアレコレ言うだけで働かない」印象です。

「管理職になってまでセコセコと働き続けるのか・・・」と言う希望の無い話の様に聞こえなくも無いですが、実際、僕が働いていた時は「それらの管理職をとても尊敬していましたし、将来、あの人達の様になりたい」と思っていました。

「働く上司」と言うのは「とても部下に信頼され慕われている人が多い」のです。あからさまに自分達よりも多くの給与を得ているのですが、それだけの働きぶりをされる人は手放しで「格好いい!」のです。

自身が先陣を切ってチームを率いている人もいましたし、口だけではなくどんどん自ら手を動かして成果を勝ち取る人、お客様視点を大切に現場やチームを守る人、様々なスタイルの人がいましたが、どの人達とも出会えた事に、僕自身感謝していました。

一方で「残念賞」も、事実たくさんいます。自分の事しか考えていない人、上司のご機嫌とりだけに必至な人、口だけで部下を詰めるしかできない人、最低です。チームや組織にとって必要な仕事ならば、管理職だろうがなかろうが、誰かがやるべきですし、管理職が率先しても構わないのですが「私はマネージャになったのでこんな仕事はしません」などと宣う女性もいました。仕事の内容に序列をつけている時点で最悪です。

管理職になれば、労使の「使」となり原則、会社側の人間です。会社の利益を最大化するべくチームを盛り立て、部下を鼓舞して成果を上げていくのが管理職です。まあ「残念賞」の皆さんは全く成果が上がりませんので、時間の問題ではあるのですが、周囲が腹立たしい思いをするのは間違いありません。

ディレクターになっても夜を徹して対応をする人もいますし、肩書きに囚われないビジネスや顧客視点で、行動できるタフさも持ち合わせている人は「いや〜自分はそこまでできないな」と思いながらも「尊敬」の念は教訓となります。

どこまで行っても所詮「仕事」ですので、心身の健康を害してはいけませんが、他人から尊敬される人と言うのはいつの時代でも「憧れ」だと思いますし、自分も管理職だった頃は、その様な存在でありたいと思いながら、仕事をしていました。

不都合なところは部下を詰めるだけで、うまく上司に取り入って、のらりくらりやり過ごそうみたいな人は、必ず人生のどこかで相応に痛い目を見ますので「放って」置きましょう。