はじまる転職・外資系ITのキャリア (はじてん)

外資系IT企業への転職を機に四半世紀を過ごし、海外勤務も含めてキャリアのチャンスにも恵まれた後に、現在はFIRE生活を送っています。

本社繋がり外資系転職エージェント。

外資系企業への案件に強みを持つのが「本社繋がり外資系転職エージェント」です。現在は日本でも転職サイトや転職エージェントが普及していますが、当然、欧米各国などでも同様のサービスは展開しており、各企業で利用されています。

日本支社の人員を採用する際に、日本の人材紹介会社を利用するよりも本社で既に実績のある転職エージェントを活用する方が労が少ない場合も当然あります。

以下の転職エージェントは「ヘッドハンター」と呼ばれていた時代から人材紹介サービスを長年提供している「外資系」の転職エージェントです。

どちらかというと「ハイクラス転職」の印象も強いですが、ある程度キャリアを積んだ「中堅」経験者の方には心強いパートナーになり得るかも知れません。僕自身もこれら外資系転職エージェントとは繋がりもあり、今でも案件紹介のメールを受け取ることがあります。

僕が個人的にこれらのエージェントに期待するのは「まだ日本でビジネス実績の少ないベンチャー企業」の情報です。「日本支社設立に際しての立ち上げメンバーの採用」であるとか「日本支社が立ち上がって間もないものの業績好調で増員」している会社の情報であるなど、今後の将来性に大きな期待を抱く事ができる会社からの求人です。

常に本国で一定の成功を収めた外資系のIT企業は、次の成長戦略としてのグローバル展開を模索しており、特にアジアへの進出を希望している企業の多くはその第一歩を日本で開始する事も多いので、これらベンチャー企業への転職も魅力的です。

会社によっては本国で未上場の状況で日本へ進出しており、本社株のストップオプションの割り当てがあったりして、その場合、業績好調を維持して本社がIPOで株式上場すると一気に「億り人」となります。

四半世紀程前のインターネットバブルの頃には良く聞く話ではあったのですが、昨今はIT業界も企業やサービスの淘汰も進み大企業化してきているので、なかなか日本支社を持ちながらの外資系企業でその様な話を聞く機会も減りましたが、チャンスは今後もあろうかと思います。

本社が株式上場していない会社の日本支社の規模は、おおよそ10名程度かとは思いますので、かなりベンチャー感溢れる環境で夢を追う感じになり「まずは売る」が優先されるので、技術系はプリセールスになり、営業系ポジションの募集になる事が多いです。

日本である程度の顧客規模が獲得できるまでは、技術系ポジションの役割は本社組織が直接、日本の顧客も網羅する事が多いので、技術系の方はプリセールスをやりながら、顧客がついてきたらコンサル・サポートも兼任したりという流れになりそうです。