はじまる転職・外資系ITのキャリア (はじてん)

外資系IT企業への転職を機に四半世紀を過ごし、海外勤務も含めてキャリアのチャンスにも恵まれた後に、現在はFIRE生活を送っています。

外資系ならやっぱり「TOEIC」はあると良い。

昨今は日本企業内でも、社内の公用言語として、英語力は重視され始めている様にも感じますが、外資系企業で働くなら、英語力はあるに越したことはありません。

語学力ははっきりとその真の実力が目に見えませんので、やはり「TOEIC」などで数値化しておくと様々な局面でとても便利です。

日本企業でも「英検」や「TOEIC」で資格手当などがあるのかも知れませんが、外資系の場合には、特に管理職や上位のジョブグレードに位置する社員は、TOEICスコアまたは同程度の英語力を示す資格や特定の試験に合格する事が必須とされている会社もあります。

日々の実務においては、メールでもチャットでも、機械翻訳を使いながらでもコミュニケーションが成立して、仕事が滞りなく進めば良いのではありますが、やはりあるレベルの職位に就くためには、公にその英語力も認められる必要があります。

僕は、元来から英語は好きな方で留学経験もありましたので、会社に提出するTOEICスコアなどでも、それほど苦労した経験はないのですが、会社員時代には、特にディレクター層の先輩方から「英語のテストに受からないとディレクターでいられない」と度々相談を受けていました。

なかなか英語を教えるというのは初心者であればまだしも、苦手とは言え、ここまで外資系企業で生き抜いてきた方々へ教えるには、非力ではありましたが、僕なりにお手伝いもしていましたが、一番の課題はどなたも「語彙」が圧倒的に不足している点が顕著でした。

外資系の社内のコミュニケーションであれば、正直「中学生英語」程度の単語を駆使すれば共通の背景を持って話しますので会話は成立するので、それでやり過ごしてきてしまった方が多い様に感じていましたので、苦戦中の方は「語彙」の拡充を意識すると進展が見られるかも知れません。

ただ、これら英語の「試験」はある程度の読み書きや日常会話が成立しても、ネイティブでもない限り「試験勉強」が必要です。傾向と対策を練って望まなければ、なかなか望む結果には繋がりませんので、プロの力を借りるのもアリだと思っています。

僕の時代は、英会話学校のTOEIC集中コースなどに参加するのが一般的でしたが、現在は、オンラインやアプリでも様々なサービスが提供されていますし、一度習ったことは、テストの結果に現れるまで、繰り返し活用出来る内容も多い様に思います。

またTOEICは試験時間も長いので、集中力を切らさずに問題を解き切るスタミナも必要ですので、その観点でも「慣れ」が重要です。英語が苦手な人にとっては苦行ですから、定期的に楽しめる方法で気分転換を図りながら、続けて頂くのが良いと思います。

TOEICの勉強にうんざりしたら「とりあえず洋画を見る」など「最低限、英語に触れておく」だけは外さない様にしておけば、継続は可能ではないでしょうか。



「どうしても英語が苦手で」という方にも僕も何人かお会いした事がありますが、おそらく荒療治が必要です。もう「腹を括ってトコトン行きますか」点数保証です。