はじまる転職・外資系ITのキャリア (はじてん)

外資系IT企業への転職を機に四半世紀を過ごし、海外勤務も含めてキャリアのチャンスにも恵まれた後に、現在はFIRE生活を送っています。

「海外出張」楽しい。

僕は、初めて外資系企業に入社して半年も経たずに「アメリカへ海外出張」に出されました。それも3ヶ月ほどの長期でした。

留学経験もありましたので、アメリカという国での生活にはそれほど不安もなかったのですが、先輩社員との2名体制でしたし仕事上どうしても困ったら、先輩も頼れる環境でもあったので、突然過ぎて「いいんですか?」と感じつつ有り難く受けました。

僕は幼少期の頃からこれといった「夢」も無く、大人の期待に応えるように「消防士」とか言っていた様な幼稚園児だった気がしますし、学生時代も何かを目標に懸命に頑張ったと言うよりは、バイト仲間と夜な夜な青春していたので、こんな感じが続く様に思っていました。

この先の自分の人生を考えなければならなくなって「英語」というか「他国の文化」に興味を持ち始めてからは「国際的な国を跨ぐ仕事がしたい」が、なんとなくの目標になっていたので、この「初出張」を迎えた時に「1つ人生の目標に届いた」と今までの自分の人生の中で初めて感じた成功体験の瞬間でした。

特にコロナ禍を機にリモートが一気に進んでしまったので、なかなか昨今は、コスト削減時期には、出張も難しくなってしまったのが残念です。会社によっては、コロナ禍明けから「対面は大切」との方針から国内・海外出張も再開されている様ですので、中には正直、ご褒美旅行の様な出張もありますので、機会があれば堪能されて欲しいです。

いつもメールやチャットでやり取りしている同僚などと実際に会ってみると、なかなかに感慨深いものがあったりして、人生で味わって損のない感情だと思いますし、一度、会っておくと、その後の仕事の進み具合やコミュニケーションの快適さが全然違いますので、オススメです。

「海外には旅行で行く」と言う事もできますが、仕事で訪れて長期滞在したり、それこそ数年単位で暮らすとなると、旅行とは全く別の景色になります。その国や土地の人々の文化や価値観、生活スタイルを目の当たりにしますし、併せてそこが抱える様々な問題点も見えてきます。

特に外国人という立場では、周囲からも目線もその国や土地の人々と同じにはみてくれませんので、それが故の苦労もあります。時には差別的な経験も正直あります。日本でも平然と外国人に対する差別をされる人もいますし、日本で暮らす外国人の人たちの苦労も身を持って経験しているので、そこは守りたい、と思いながら暮らしています。

世界は広いので「娯楽」以外の形で色々な国と関わりを持つと豊かな人生に繋がる様に思います。