上司への愚痴は会社員のあるあるですが、管理職の中でも様々と部下のお話は出るものです。上司も選べませんが、部下もそうそう選べないのが会社員です。組織から与えられた戦力で競争を勝ち抜く成果を上げるのが管理職の役割です。
そうは言っても、世の中には本当に色んな人がいます。僕の四半世紀の会社員人生の中で特に印象的だった「困ったちゃん」を紹介してみようと思います。
困ったちゃんその②:何でもパワハラくん。
まあ、今でもその素性は良く分からないのですが、
「自身の都合の悪い事は、管理職に牙を剥いて潰す」
「管理職の言う都合の悪い事は全てパワハラ」
と主張されていた感じです。管理職ではないもののチームリーダーの立ち位置に長く居た人で「チームを守りたい」もあるのでしょうが「チームに嫌われたくない」も強かった様に思います。
かなり職場の人間関係に依存して生きていた人に見えました。
聞くところによると裕福な家庭の出身でプライドも高いのですが、自分に自信のない人の典型だった様にも思います。ご両親、ご兄弟も世間で立派とされる職に就かれている様で、そうであれば、外資系IT企業のエンジニアは親族の中では・・・な仕事ですし、本当に富裕層であれば、あんな振る舞いに出るのか、本人の話だけで何の裏付けもないので「全てが虚偽」の可能性もあります。
自身は「法律に詳しい」「専属の弁護士がいる」などの言い振りで周囲にも常に「裁判」をチラつかせ、会社の人にも専門用語っぽい言い振りで部の全体ミーティングなどで管理職に食って掛かっていましたが、専門家から見るとただの知ったかぶりだそうです。
特に自身や自身が所属するチームの業務負荷が増える様な改善施策などを管理職が言い出した途端に「我々が納得する説明をしろ」「納得できないならやらない」「押し付けるのであればそれはパワハラ」などとメチャメチャな理論です。
そんなパワハラに敏感な姿勢を主張する一方で、新人さんには「あなたに質問されるとイライラする」「忙しい時に聞いて来ないで」「もっと自分で調べないと失礼だよね」などなどの暴言の数々で、どれだけの人が精神的に追い詰められて病んでしまったことでしょう。
「これは何とかしなければならない」と管理職一丸となって、役員レベルや人事も巻き込んで対処を検討して解雇も視野に動きました。その後、少々の反省や行動の変容もあり、別部署に異動なども経てある程度の収束は見られた様ですが、その間にも数多くの管理職は辞めていきました。
「モンスター従業員」あまりいませんが、この先は、お目に掛かりたくない人種です。
過去の管理職は辛いよ。シリーズは以下です。