はじまる転職・外資系ITのキャリア (はじてん)

外資系IT企業への転職を機に四半世紀を過ごし、海外勤務も含めてキャリアのチャンスにも恵まれた後に、現在はFIRE生活を送っています。

All Hands Meeting / 全体ミーティング。

日本企業でも近しい会があるのだと思いますが、外資系企業では、主に四半期に1度程度の頻度で「All Hands Meeting」と呼ばれる全体会議が開催されます。

上場企業はもちろん、非上場でも外資系企業では四半期毎に財務状況が締められて、IR情報として社内外へ報告されているのですが、社内向けには、このAll Hands Meeting内で共有される事が多いです。

ディレクターレベルになると、このAll Hands Meetingは一つの大事な仕事となってきて、下の管理職も一緒になって会議の議題から資料作りの準備などを進めます。ゲストスピーカーとして他部門の部長以上の上層や本社からの偉い人が来日する際などに合わせて開催したりします。

いち社員としては、直接、自身の日々の業務に影響がある内容も少ないので、つまらないと感じる人も多いと思いますが、出来るだけ出席はしておく事をオススメします。

と言うのも、会社の業績、状況、方針が共有されるこの場では「コスト削減」「人員整理」についてもオブラートに包まれながら共有がされますので、自身の身を守るためにも、これらの情報は確認しておいてください。

本当に芯の部分は、個別に話されるので、公のこの様なミーティングでは話されないのですが、会社の「建前」を知っておくことは重要です。そこを踏まえての「本音」の部分がどうなのか、危機的な状況の場合には社内全体が戦々恐々となりますが、状況を把握しておく事は大切です。

その他は、四半期毎の表彰/アワードが主な内容だったりしますが、これも売り上げの数字としてわかりやすい営業部門が主体になり、間接部門やサービス部門が蚊帳の外になりがちな部分がどの会社でも不満として挙がりますので、社内に広く表彰する様な形が取られていたりもしますが、まあ、営業さんが主役です。

外資系企業だと、この機会にボランティア活動の紹介や募集、イベントの案内も併せて行われる事が多いです。部署を超えて社内の交流ができる点では良い部分もあります。